加熱式タバコは、歯の着色もほとんどないし、歯に影響ないでしょ!と考えていませんか?いえいえ、加熱式タバコも紙巻と同じく歯、特に歯周病に影響があるんです😓
加熱式タバコは燃焼によるタール発生がないため、着色はほとんどありません。しかし、歯周病に影響を与えるのはニコチン!加熱式タバコにも紙巻と同様にニコチンが含まれているため、歯周病に影響を与えます。
歯周病とはそもそも、骨の病気です。歯は歯茎の下にある『歯槽骨』という骨に支えられています。歯周病はその歯を支えている骨が溶けていき、最悪の場合歯が抜けてしまう!そんな怖い病気です。
この病気の恐ろしいところは、あまり症状も痛みもなく静かに進行していくところです。噛むと痛かったり歯が揺れている、なんて時はかなり進行している状態なんです😭
ニコチンは歯茎や骨の細胞を破壊する物質の産生を促す作用があるそうです😢更に、ニコチンは歯茎を硬くし血流量を減らします。そのため、歯茎が腫れたり出血したりしにくい状態をつくるので、ますます歯肉炎や歯周病の症状が出にくくなります。
つまり、ニコチンは歯周病の進行を助長させ、尚且つ症状にも気付きにくい物質ということなんです🚬
喫煙をする=すぐに歯周病になる、というわけではありませんが、喫煙は歯周病の大きな原因の一つです🥲
ずっとタバコを吸われている方はやめるのが難しかったり、ストレス発散や楽しみの1つになっている方もいるでしょう。歯周病のリスクが気になる方は、無理のない範囲で禁煙・減煙をしてみてはいかがでしょう!吸い方や吸う本数を一度見直してみるだけでも、改善に一歩進みます✨1人で行うのが難しい場合は、禁煙外来などを利用するのもおススメです🙆♀️
ポテトチップスやお煎餅などの甘くないお菓子は虫歯の原因になるのでしょうか?
ポテトチップスを食べた後の汚れの中のpHを調べた実験があります。
付着したばかりの汚れではポテトチップスを食べてもpHはあまり低下しませんでした!
しかし、放置された汚れでは歯が溶け始めるpHを大きく下回っています😭
ポテトチップスなど甘くないお菓子そのものはお口の中のpHを下げにくく虫歯にはなりにくい食品でありますが、お口の中が清潔に保たれていることが大前提です!!毎日の歯磨きは丁寧に行い、なるべくお口の中に汚れが残らないようにしましょう✨
口の中の細菌の種類や数は遺伝と環境、どちらの影響が大きいのでしょうか?
色んなお母さんと子供の口の中の細菌を比較してみました!実の母子と養子縁組を行った母子のお口を比較したところ、どちらも母子のお口の中の細菌環境は類似している事が判明🔎
つまり、遺伝よりも環境が大きいことが分かりました!
お子さんのお口の中に虫歯菌を増やしたくないなという方は、同じ食器を使わないようにしたり気をつけている方もいらっしゃるかもしれませんね🙆♀️
ただ、お口の中に虫歯菌がいても虫歯にならない人もたくさんいます!
虫歯菌をうつさない事も大切ですが、あまり神経質にならなくても大丈夫!
虫歯菌がいたとしても清潔なお口の環境づくりで虫歯は予防できます!そのためには食後の歯磨きや定期検診が大切です✨
果物に含まれる糖質やハチミツに含まれる糖質は、天然のものだから虫歯になりにくいと思われがちです🍯
決してそんなことはなく、お菓子に含まれるお砂糖と同様に、果物やハチミツも虫歯のリスク要因となります😢
一般的な砂糖とは、スクロースと呼ばれる糖質を指します。これを分解してできるフルクトースやグルコースと呼ばれる糖質がハチミツには含まれています。
また、果物にもスクロースやグルコース、マルトースなどいろいろな糖質が含まれています。
様々な糖質を口の中に含んだ時のお口の中のpHの下がり具合を調べたところ、スクロースが最もpHが下がるものの、どの糖質も歯が溶け出すpHである5.5を下回ることが分かっています😱
歯の表面が溶けたまま放置してしまうと虫歯が進行していくので、果物やハチミツも虫歯の原因になります!!甘いものを食べた後は、きちんと歯磨きをしましょうね🙆♀️
虫歯の原因になる糖質は、砂糖の他にも様々!
「歯に優しい」、「砂糖不使用」のように記載がある商品でも、上記の糖質が含まれていれば虫歯の原因となり得ます⚠️
甘いものを食べた後はもちろん、甘いものを飲んだ後や食後は歯磨きを心がけましょう🪥✨
砂糖とフッ素と虫歯の関係を調べたこんな実験があります🧪(専門家による実験です。絶対に真似はせず、歯は毎日丁寧に磨いてくださいね🦷🪥)
1日に糖を含む飲料を1回、3回、5回、7回、10回飲むグループに分け、更にそれぞれの中で、フッ素を含む歯磨き粉で1日2回歯磨きを行うグループ、フッ素を含まない歯磨き粉で1日2回歯磨きを行うグループに分けます。2日間、歯の表面についた汚れを熟成させ、5日間糖を含む飲料を飲む実験を行いました。
すると、フッ素を含まない歯磨き粉で歯を磨いたグループは3回飲料を飲んだ時点で虫歯の進行が確認されましたが、フッ素を含む歯磨き粉を使用したグループでは5回飲んだ時点で虫歯の進行が始まったのです🫢
つまり、フッ素を上手に活用すれば、甘いものを1日4回食べても虫歯になりにくい!ということが確認できたのです✨
虫歯は他にも様々な要因が関わっているので、必ずしもフッ素を使用していれば虫歯にならないというわけではありませんが、フッ素を使用することで虫歯のリスクが下がることは間違いないようですね😄
フロアフロスのスーパーフロス、セイビングを入荷しました✨
スーパーフロスはスレッド(糸通しの役割)がついたフロスです!ブリッジやインプラント、矯正のワイヤーがあってフロスが通しにくい場所に使いやすくなっています🙆♀️
こちらのセイビングは通常のフロスを同じく、スレッド部分でカットできるので場所も嵩張らず、絡まる心配もないので扱いやすいのが特徴です☺️
前回、歯磨きで汚れが除去できていれば、虫歯になりにくい事を説明しました。では、どれくらいの期間、汚れが残ったままになると虫歯になりやすくなるのでしょう?こちらも実験結果が残されています!(専門家による実験です。真似はせず、歯は毎日丁寧に磨きましょう!)
歯磨きを数日中断して歯の表面に汚れがついたままの状態にして、糖質を含む溶液で口をゆすいだ時のお口の中のpHの変化を追いかけました。すると、2日目には口の中のpHが歯が溶け始める臨界pHである5.5を大きく下回ったのです!
つまり、1日歯磨きをしなかっただけで、虫歯になるリスクがかなり上がります😭虫歯予防のためには、毎日最低1回でも歯磨きをしましょう💪
歯磨きが虫歯にどの程度影響を与えるか調べるために、こんな実験をした人がいます🧪(専門家による実験です。真似はせず、歯は毎日磨いてくださいね!)
わざと前歯の歯磨きをせず、数日間汚れをためておきます。数日後に、そのままの状態でブドウ糖で口をゆすいだところ、歯の表面の酸性度は歯が溶け始める(脱灰する)臨界pH5.5を大きく下回りました😲(pHは数字が小さいほど酸性度が高いです)その後、30分から60分程度で唾液の作用によりpHは徐々に回復しました。(唾液にはお口の中をフラットに保つ作用があります)
その後、今度は左側だけ歯を磨き、右側は汚れを残したままの状態にして、再びブドウ糖で口をゆすぎます。すると、右側の前歯は先ほどと同様に臨界pHを超えましたが、左側の酸性度は臨界pHを超えず脱灰が起こらなかったのです!
この実験により、歯磨きで適切に汚れを除去できていれば、食事をしたりしても歯が溶けにくくなることが分かり、歯磨きが虫歯予防に重要な要素であることが証明されたのです✨
虫歯は、虫歯菌が糖質をエサとして酸を出すことによって進行します😈
フッ素には、この虫歯菌が酸を作り出す反応を阻害したり、細菌が酸を出すのを阻止する働きがあるんです!
フッ素は歯を強くするだけでなく、虫歯の原因菌にも作用することで、虫歯になりにくいお口の環境を作り出しているのです✨
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